レクリエーションの企画は、介護施設に勤める介護職の多くが悩んでいることの一つです。
介護職が自分の趣味をレクリエーションに取り入れられたら、レクリエーションの企画に困ることがなく、しかも自分の趣味を活かせて楽しませることができ一石二鳥です。レクリエーションに取り入れられる趣味の1つめは、歌や楽器です。たとえば、カラオケが好きな人は、レクリエーションにカラオケを取り入れられるでしょうし、ギターなど楽器が趣味ならば、生演奏で利用者の歌を盛り上げることができます。手先が器用でハンドメイドが趣味の人は、利用者と一緒に工作や手芸を楽しめます。指先を動かすと脳に刺激を与えられ、認知症の予防にもなります。簡単なものだと、アクリル毛糸だけで作れる、指網みのアクリルタワシ作り、フェルトを切って貼り付けるだけのコースターなどがあります。折り紙もおすすめですよ。
ヨガやストレッチを行うのが趣味という介護職は、座ったままでも参加できるストレッチを考案してみるのもおすすめです。体を動かすことは、こわばった筋肉や関節をほぐし、ストレスを解消するのに役立ちます。血行が良くなり、寝つきがよくなるというメリットもあります。お菓子作りが趣味ならば、ぜひ介護施設で役立てましょう。子供や孫のためにクッキーやホットケーキを作ってあげたことを懐かしく思い出す利用者もいます。季節を感じられるようなお菓子や、旬の食材を使ったお菓子、その地方ならではのお菓子を作るのもいいでしょう。